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さて、リアルのレッスンでもいつも生徒さんに意識してもらっていることなのですが、「とにかく自分の演奏と聴く(向き合う)ことが重要」というお話をしてみようと思います。
私のレッスンでは、課題曲が終わると基本的にレコーディングを行っています。
これは、強制的に自分の演奏を聴いてもらうためです(笑)
録音して聴くことが大切とわかっていても、一人で練習していると面倒くさくなってしまい、「まっ、いっか・・」と、録音をしなくなってしまったりするものです。
また、失敗した演奏などは、せっかく録音したにも関わらず、一回も聴かずに削除してしまったという経験をお持ちの方も多いと思います^^;
そこで、本格的に録音した音源であれば、どんなに失敗してしまった演奏だったとしても、一度は確実に聴いてもらえると思い、レッスンではレコーディングを行うようにしているわけです。
ここでご理解いただきたいことは、
「どんなテイクでも学びになる」ということです。
どういうことかと言いますと、失敗したテイクであっても、自分のダメな部分を思い知らされること以上に、光るものを見出せることが多いということなんです。
「あれ、思った以上にこのチョーキング、いけてるぞ」
・・みたいな気づきが得られることって、結構ありますよ。
また、面白いもので、例えば一年前に録音した音源を聴いてみると、「下手くそだったなぁ・・」という感想を持つとは思いますが、それ以上に「当時の自分には勢いがあったな・・」などといった、現在失いかけている過去の魅力にも気づけたりします。
ですから、ミスを連発してしまうような状態であったとしても、定期的に録音する習慣をつけていただくことをオススメいたします。
まぁ、自分の演奏を客観的に聴くのは恥ずかしいと思いますが、この録音音源は誰かに聴かせたり配ったりするわけではないのですから、ちょっと意味は違いますが、「聴くは一時の恥、聴かぬは一生の恥」ということで(笑)
実際、聴く時にちょっぴり恥ずかしい気持ちになると思いますが、それ以外のデメリットはありませんよ^^
ということで、得られるメリットの方が断然大きいですから、やらなきゃ損ですよ!・・ということです。
注)ちなみに、こういった意味合いで録音するのであれば、スマホなどの録音機能で十分です(^^)
また、「聴く」つながりでお話ししますと、プロの演奏も定期的に聴くと良いと思います。
これは、耳に「良い演奏」を染み込ませるためです。
こうすることで、自分の演奏がどういう位置にいるのかを、客観的に把握できるようになります。
そうなると、脳が自動的に良い演奏と自分の演奏を比較して、少しずつ修正をかけていくようになります。
これも非常に強力です。
ということで、もし現在自分の演奏をあまり聴いていないようでしたら、是非今日から「聴く」ことにフォーカスしてみてはいかがでしょうか?
それでは、今日はこのへんで。
また次回をお楽しみに〜
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