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先日までの記事で「コードにポジション表なんていらないのだっ!」と、熱く語ってきたわけですが、ここからは実際にコードの押さえ方を自ら導き出せるようになってもらうためのお話をしていきます。
ということで、ファーストステップとして、まずはいくつかの用語/知識を頭にインプットしてもらおうと思います。
この前提を共有していただけると、今後の説明がとってもスムーズになります^^
では、さっそく。
さて、まず最初に覚えていただきたいのがコチラの言葉。
Root
この言葉は知っている人も多いと思うのですが、「ルート」と読みます。
これは何かと言いますと、簡単に言うとコードの基礎となる音のことです。
そんなことから、日本語では「根音」などと言います。
例えば、
Cm7
というコードがあったとしたら、「C(ド)」がルートになります。
要するに、「C」を基礎として構成されているコードですよ~というわけです^^
そして次に覚えていただきたいのが、前回の記事にも書いた「メジャー」と「マイナー」という言葉です。
簡単にこう覚えて下さい。
メジャー = 明るい
マイナー = 暗い
そして、本日最後に覚えていただきたいのが、トライアドです。
トライアドとは、3つの構成音で成り立っているコード(和音)のことです。
ちなみに、コードというのは音程の異なる3つ以上の音を重ねたもののことですので(ギターにおけるパワーコードなどは2音構成ですが)、
トライアドというのは「基本のコード」ということになります。
で、このトライアドというのは「Root(1度)」「3rd(3度)」「5th(5度)」に当たる音で構成されています。
あっ、この「度」というのは、Rootから見て何番目の音かを表すために使われる単位です。
ドレミファソラシドであれば、ドがRoot(1度とも言う)で、レが2度(英語表記なら2nd)、ミが3度、ファが4度・・って感じになります。
さて、話を続けますと、
前回の記事を読み返していただくと解ると思うのですが、基本的にコードは「1つ飛ばしの法則」で積み重ねられて出来ています。
ドの次にレを飛ばしてミを重ね、ミの次にファを飛ばしてソを重ねるって感じです。
分かりやすい例で言えば、多くの皆さんが最初に覚えるオープンコードの「C」は、正にこの構成です^^
5弦でド(C / Root)、4弦でミ(E / 3度)、3弦でソ(G / 5度)
そして、このトライアドにおいて、上述の「メジャー(明るい)」「マイナー(暗い)」を決定づけるのが3度(3rd)で、
コード「C」であれば「ミ(E)」の音なのです。
で、前回の記事にも書きましたが、3度(3rd)の音を半音下げると・・・・、
分かりやすく「C」で説明すると、
ミの音を「フレット1つ分」ヘッド側にずらすと、暗いサウンドのマイナーコードに変身するということです。
これは一度実際にやってみると、「確かに!」ってなりますよ^^
で、いわゆるオープンコード「C」でこれをやろうとすると、フォーム的に4弦中指をこれ以上ヘッド寄りにずらすことはできないと思いますので、人差し指のドの音は鳴らすのを諦めましょう。
その上で、5〜3弦だけ・・つまり、ド・ミ・ソの和音だけで実験するといいでしょう。
実験時の押さえ方の解説ですが、
最初は、5弦3フレット(ド)を薬指で押さえ、
次に、4弦2フレット(ミ)を中指で押さえます。
そして、5弦〜3弦をポロ〜ンって弾くと、簡易的な「C」のコードになります。
で、この響きがメジャーだと覚えた上で、次はマイナーコードにしてみます。
次も5弦3フレット(ド)を薬指で押さえる部分は変わりません。
その上で、4弦1フレットを人差し指で押さえます(ミを「フラット(♭/半音下げるという意味」させたことになります)。
その上で、5弦〜3弦をポロ〜ンって弾いてみてください。
どうでしょう。
暗い感じになっていませんか?
これが、メジャー/マイナーの切り替えのルールなんです。
カギになるのは、3rd(3度)ということなんですね^^
ちなみに、3度をフラットすることでコード名も変わりまして、C(シー)からCm(シーマイナー)に変化します。
尚、この3度の状態のことを、メジャーなら「長3度」、マイナーなら「短3度」と言ったりします。
・・ですが、名称よりも実際に使えることが重要ですので、まずは実際に試してサウンドの変化を体感してみてくださいね。
さて、
そろそろ「お腹いっぱいだぜ・・」という声が聴こえてきそうなので、今回はここまでにしておきます(苦笑)
今回の話はちょっと難しかったと思いますが、とっても重要な基礎知識ですので、是非覚えておいて下さいね^^
さて、次回からは実際にコードを導く方法に入っていこうと思います^^
ということで、次回もお楽しみに!
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