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今日は、昨日のアンプのお話に引き続き、エフェクターについてお話ししてみようと思います^^
エフェクターというのは、ただ高い機材を買い揃えれば良いというわけではなく、ある程度知識がなければ、使いこなすことができません。
つまり、どんなに高級な機材を持っていても、宝の持ち腐れとなってしまう可能性があるということです。
ですので、今回は、正しい知識と使い方について、解説してみようと思います。
尚、今回の話は、機材という性質上、若干難しめのお話になってしまうかもしれないことを、あらかじめご了承くださいm(_ _)m
さて、しょっぱなからカタカナが並んでしまうので、難しく感じるかもしれませんが、最初に知っておいてもらいたいのが、エフェクターには二つのタイプがあるということです。
プリエフェクト
ポストエフェクト
なんじゃそりゃ・・って感じですね(笑)
で、理解するためには、アンプの仕組みについて少し知っておく必要があります。
まず、アンプの裏を見てみると「Send / Return」もしくは「FX LOOP」と書かれたジャック部があるわけですが(ないものもあります。また、練習用アンプなどにはないものが多いです)、
ここはエフェクターを接続するためのジャックなのです。
で、ここに繋げるエフェクターを「ポストエフェクト」などと呼びます。
そして、単純にギターとアンプの間に繋げるエフェクターを、「プリエフェクト」などと呼ぶわけです。
名前は難しいので覚える必要はありませんが、アンプの前に繋げると効果的なエフェクターと、アンプの後ろ(Send / Return)に繋げると効果的なエフェクターがあるということを覚えておいてくださいね!
では、各々どのようなエフェクターが該当するのか、以下にまとめてみます。
★プリエフェクト
歪み(ひずみ)系・・Overdrive , Distortion , Fuzz など
圧縮系・・Compressor
フィルター系・・wah pedal など
★ポストエフェクト
Modulation系・・Chorus , Tremolo , Flanger , Vibrato etc..
Pitch系・・Octaver , Pitchsifter , Whammy etc..
残響系・・Delay , Reverb
といった感じです。
なぜこのように分けられるのかを、出来るだけ簡単に説明しますと、
ポストエフェクトに属するエフェクターは「揺れ」たり「残響」したりする、俗に言う空間系というジャンルのものなのですが、アンプで歪ませる前にこの効果が発生してしまうと、その効果の後にアンプによる歪みが乗ってしまい、サウンドが濁ってしまうのです。
例えば、ギターの素のサウンドにDelayのような「山びこ効果」をかけ、そのあとに、アンプで歪ませたとしたら、
一つ一つの山びこに歪みが付加されてしまい、なんとも汚い音になっちゃうわけです。
やっぱり、完成された音に残響が付加されてこそ、真価を発揮するというものです^^
ですので、アンプでサウンドを作り込んだ後に、空間系を持ってくるのが基本です。
そして、そのときに使うのが、「Send / Return」なのです!
で、ここでよーく思い出してほしいのですが、皆さんの周りのギタリストさんの多くが、エフェクターを丸ごと、アンプのインプットに繋げてないですか?
単純に知らないだけという人も多いと思いますが(苦笑)、アンプで歪ませないでエフェクターだけで歪ませるというなら、そこまで大きな問題にはなりません^^
もちろん、細かいことを言えば、ちゃんとプリとポストで分けた方が良いサウンドになるのですが、そこまで大きな差にはなりませんので、そこまで問題ではありません。
ですが、もし、チューブアンプなどの良質なアンプを使っていて、アンプ側で歪ませているのに、気にせず全てをアンプのインプットに突っ込んでしまっているようなら、要注意です。
これではせっかくのアンプサウンドが台無しになっちゃいますよ!
さて、次に気を配りたいのが、エフェクターの接続順です。
以下が定番の接続順になるので、頭に入れておくと便利ですよ☆
ワウ
↓
コンプ
↓
歪み(オーバードライブやディストーション)
↓
モジュレーション系(コーラスやフランジャーなど)
↓
ピッチ系(ピッチシフターなど)
↓
ディレイ
↓
リバーブ
この接続順が基本的な流れになります。
それでは、今日はちょっと難解だったかもしれませんが、今後のために少しずつ覚えていってくださいね^^
ということで、今日はこんなところにしておきます!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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