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今までギターの処方箋では、ギターのリズム養成法としてメトロノームの使用をオススメしてきました。
もちろん基礎練習を行う際にはとっても有効な鍛錬方法ですが、実際に生バンドで演奏することを想定したときに、「ピッピッピッピッ」というサウンドにしか慣れていない状態は少し不安ではありませんか(笑)?
参考記事:メトロノーム活用法
そこで今日は俗にいう「グルーヴ感(ノリ)」を実践的に鍛える方法について書いてみようと思います!
さて、その方法ですが、いくつかありますので、簡単な順に紹介していこうと思います。
ギターカラオケを活用する!
カラオケで歌う際、ボーカル部分が抜けた状態の伴奏が流れますが、それのギター部分が抜けたバージョンを疑似バンドとして活用する方法です。
こういった一部のパートが抜けた音源のことを「マイナスワン音源」と言います。
ただし、JAZZ系のようにどの楽器にでも使えるマイナスワン音源は結構見かけるのですが、ギター曲のマイナスワン音源は市場にほとんど存在しないのが現状です(^^;
ということで、そんな数少ないギター専用マイナスワン音源からオススメを紹介しておきます。
リットーから販売されている「なりきりギター・ヒーロー ギタカラ!」です。
※楽譜とマイナスワン音源がワンパッケージになっています。
名称はちょっと微妙ですが(笑)、ギター・ヒーローというだけあって、収録曲はギタリストなら一度は通った方が良いものばかりです♪
また、このギタカラは全て生演奏で収録されているので、本物のバンドで演奏しているような臨場感が感じられるのも良いですね!
ちなみに、収録曲の一部をご紹介しますと・・
Smoke On The Water(Deep Purple)、哀しみの恋人達(Jeff Beck)、Crossroads(Cream)、天国への階段(Led Zeppelin)、Detroit Rock City(KISS)、Smoky(Char) などなど
私の教室でも実際に教えている楽曲が多く、ギタリストとして本当に鍛えられる名曲揃いです♪
これは上巻なので、もちろん下巻もあります。
気に入った楽曲が入っている方からチャレンジしてみると良いかもしれませんね。
下巻にも、Highway StarやらMr CrowleyやらRoom335やら・・ギタリスト心をくすぐる名曲がたくさん収録されております。
リズムマシンを活用する!
これは私が学生だった15年前くらいには既に定番の方法でした。
そんな私はもうすぐ35歳!立派なオッサンです・・ε=( ̄。 ̄;)
・・・・・・・・・・・と、そんな話は置いておいて、本題に。。
さてさて、リズムマシンというのは名前のとおり、リズムを鳴らしてくれる機材のことです。
もちろん、ドラムだけでなく、ベース音も重ねて再生することができますので、練習用のバックバンドとしてはうってつけです。
このリズムマシンの良いところは、好きなリズムパターンを自在に組むことが可能な点です。
また、コード進行を自由にアレンジ出来るのも大きなメリットです。
デメリットとしては、マイナスワン音源とは異なり、パターンを作らないと練習が始められない点が挙げられます。
ただ、慣れれば簡単なパターンならすぐに作れるようになりますので、練習のお供にはとても良いと思います♪
私の学生時代はBOSSやYAMAHAのドラムマシンが定番でしたが、調べてみたところ、現在はZOOMが比較的安価且つ使えるドラムマシンとして売れているようです。
専用ソフトでマイナスワン音源を自作する!
最後の方法ですが、PCを使って、俗にいう「打ち込み」をするというものです。
専用のソフトをPCにインストールし、楽曲に必要な楽器のメロディーやドラムのパターンを入力していくという方法です。
※この手のソフトには最初から各楽器の音が入っていますので、大体の楽曲は再現できるはずです。
この方法は上記2つの方法と異なり、打ち込みの勉強が必要となります。
ただし、昨今のソフトは比較的分かりやすくなってきましたし、マスターしてしまえば自由度はダントツですので、興味のある方は是非チャレンジしてみて下さいね!
原曲に少しアレンジを加えて打ち込むも良し、オリジナルソングを打ち込むも良し、打ち込みの上に生音を重ねるも良し・・出来ないことはほとんどありませんので、勉強する価値は大いにありますよ♪
ちなみに、私はこののソフトをメインで使っています。
Cubaseといって、この手のソフトには珍しくWindowsにもMacにも使えてしまう柔軟なソフトです。
打ち込み用途としても、レコーディング用途としても非常に使い勝手が良く、他のソフトと比べると初心者にも取っ付きやすくオススメです♪
まとめ
ということで、3つの方法をご紹介しましたが、要するにメトロノームを使ってストイックにリズム感を養うだけでなく、他の楽器とのアンサンブルを思いっきり楽しみながらグルーヴ感も鍛えよう!ということです。
こうすることで、バンドやセッションといった実際のアンサンブルの中でも、グルーヴメーカーとして周りを引っ張っていける存在になれることでしょう!
ということで、思い立ったが吉日ということで、是非チャレンジしてみて下さいね♪
それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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