番外編〜レコーディング基礎知識〜

昨日は部屋の大掃除を行い、心機一転キレイなお部屋でブログ更新です(^^)

ということで、これからの動画ではゴチャゴチャ感が少し薄れていることを期待したいPerinco@どうせ3日もすれば元どおりです、こんばんは!

さて、今回はギターとは直接は関係ありませんが、練習を進めていくとおそらく興味を持つであろうレコーディング」について書いてみようと思います。

ちなみに超長文になってしまい、アメブロの制限文字数を大きく上回ってしまったので、3つにわけてあります。。悪しからず。。

 

 

以前、「自分の演奏を録音して聴いてみると上達につながるよ」というお話をしましたが、この場合の録音はあくまでも練習を記録するためだけのものでした

 

 

今回のお話は、「ちゃんと音源として残そう」という場合のお話です。

 

 

 

現在主流のレコーディング方法はコンピューターを使って行うものなのですが、少し前まではMTRという専用の機材を使って行うのが主流でした。

 

ということで、自宅レコーディング(宅録と呼ばれますね)の歴史から・・

 

 

MTRとはMulti Track Recorderの略で、私たちが学生だった時分にはこの機械を使ってレコーディングを行っていました。

 

※このMTRはほとんど絶滅危惧種ですが、、未だに根強いファンが少数いるため、楽器店には置いてあります(^^)ご興味がある方は是非触れてみてくださいね。

 

 

さて、このMTRは名前の通り複数のトラックに分けて、音を重ね録りすることが出来ます。

例えば、「8トラックのMTR」なら8つ分の楽器もしくは声を重ね録り可能ということです。

 

ボーカルとコーラスとギターとベースとキーボード(ステレオ2ラック)とドラム(ステレオで2トラック)でちょうど8トラックですね。こんな風に重ね録りができるということです。

 

MTRの歴史を紐解くと、最初はMTRに特殊な重ね録り可能なセットテープを入れて、これに録音していました。

しかし、このテープは結構なお値段がしましたので、一曲ごとに購入するのはなかなか厳しいものがありました・・。

また、これらのメディアは何度も録音すると劣化してしまうという性質がありましたので(カセットですから。。)、出来るだけ失敗なくレコーディングできるシビアな演奏能力を求められたわけです。

 

カセットMTR

 

次に登場したのが、MD DATA

これも私は所有していましたが、メディア代が高かったわけです。

カセットに比べれば劣化は少ないですが、MD DATA一枚2千円~3千円ですから、一曲レコーディングするたびにこれを購入しなければならなかったんです。

アルバムを作るとしたら、10曲で23万円のメディア代がかかる計算になります。

MD MTR

 

そこで登場したのがハードディスクMTRです。

メディアを使用せず搭載されたハードディスクに録音する形式のものですが、これなら高価なメディアを購入する必要もありません。

そのため、メディアを使うのが当たり前だった世代にはとても衝撃でした。

 

ハードディスクMTR

 

しかし、完璧と思われたハードディスクMTRにも欠点があったのです・・

それは、小さな液晶画面であるが故の作業効率の悪さです(MTR全般に言えることですが・・)

そして、その機械のクセを覚えない限り、直感的な作業が出来ないということです。

 

「どのボタン押したらこの機能にアクセスできるの!!?」って感じで最初は取説片手に悪戦苦闘することになります。
まぁ、機械好きなら楽しかったかもしれませんが・・

 

また、それ以上にMTRには大きな難点があったのです。

それは、トラック数に制限があるということです。

 

例えば、8トラックのMTR9トラック以上の録音は出来ないということです。

※正確には出来るものもありましたが、かなり面倒くさい操作が必要でした。詳しい説明は端折りますが「ピンポン録音」というテクニックがあるんです。。

 

こんなことから、機械に強くない限りMTRを覚えることに多くの時間を費やす」ことになり、「演奏のクオリティーをあげることに時間を裂けない」というジレンマが生じてしまっていました。

~その2に続く~

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